「もう今日は揚げ物なんて無理。でも、しっかりしたおかずは出したい」——平日の夜は、そんな気持ちになることがありますよね。そんな日に頼りたいのが、油に沈めて揚げず、フライパンで焼く鶏もも肉の甘辛から揚げ風です。
から揚げ用の鶏肉を使えば、包丁もまな板も出番なし。下味から片栗粉まで袋で済ませ、洗い物をぐっと減らせます。甘辛だれが絡んだカリッと食感は、ご飯を急いで炊いた夜にもよく合います。
材料(2人分)
- 鶏もも肉(から揚げ用)300g
- しょうゆ(下味用)小さじ1
- 酒小さじ1
- しょうがチューブ2cm
- 片栗粉大さじ3
- サラダ油大さじ1と1/2
- しょうゆ(たれ用)大さじ1
- みりん大さじ1
- 砂糖小さじ2
作り方
- 鶏もも肉の水気をキッチンペーパーで押さえ、保存袋に入れる。
- 袋に下味用のしょうゆ、酒、しょうがを加え、袋の外から30秒ほどもんでなじませる。
- 片栗粉を加え、袋に空気を入れて振り、肉全体に薄くまぶす。
- フライパンにサラダ油を中火で1分熱し、鶏肉を皮目から並べて6分焼く。
- 上下を返して中火で5分焼き、厚い肉の中心部が75℃で1分以上になるまで加熱する。
- 余分な油をキッチンペーパーで拭き、たれ用のしょうゆ、みりん、砂糖を加えて中火で1〜2分、照りが出るまで絡める。
おいしく作るコツ
から揚げ用の鶏肉で火通りをそろえる
大きさがそろったから揚げ用肉なら、切る手間がなく、焼き時間の見通しも立てやすくなります。大きなものだけは半分にすると、表面を焦がしすぎずに中心まで火を通しやすくなります。
片栗粉は袋の中で薄くまぶす
粉を多くつけすぎると、たれを入れたときに重たい仕上がりになります。袋を振って全体がうっすら白くなる程度にし、粉をまぶしたらすぐ焼くのがカリッと仕上げる近道です。
安全確認は中心温度を優先する
26cm程度のフライパンで、鶏肉を重ならないように並べて焼くのが再現しやすい条件です。鶏肉は見た目だけで判断せず、最も厚い1切れの中心部を温度計で確認し、75℃で1分以上加熱してください。これは厚生労働省が家庭での加熱の目安として示しているものです。厚生労働省「家庭での食中毒予防」
作ってみた感想
調理メモとしては、鶏肉を重ねずに並べ、焼き始めはあまり動かさないと衣がはがれにくくなります。たれは最後に加えるため、焼き色をつけてから甘辛味に仕上げられます。温度計がない場合は、肉を最も厚い部分で割って赤みや血のような肉汁が残っていないかを確認し、心配なら加熱時間を追加してください。
アレンジ・作りおきのポイント
辛みが苦手な子ども向けには、しょうがを省いても作れます。仕上げに白いりごまを加える、またはたれを絡めた後に少量の酢を加えるのもおすすめです。
余った分は清潔な容器に小分けし、粗熱が取れたら冷蔵庫へ入れ、翌日中を目安に食べ切ってください。農林水産省も作り置き料理は小分けして粗熱を取ってから冷蔵保存し、なるべく早く食べるよう案内しています。農林水産省「家庭で実践!食中毒予防策 食事編」
翌日のお弁当には、朝に中心までしっかり再加熱してから詰め、十分に冷ましてふたをします。ご飯にのせて甘辛チキン丼にすると、少ないおかずでもまとまりやすいです。
よくある質問
鶏むね肉でも作れますか?
作れます。そぎ切りにしてから使うと火が通りやすく、加熱しすぎによるパサつきを抑えられます。鶏もも肉と同じく、中心部まで十分に加熱してください。
片栗粉の代わりに小麦粉は使えますか?
使えますが、カリッとした軽い衣にしたいなら片栗粉がおすすめです。小麦粉を使う場合は、たれを入れた後に少し焦げやすいため、火を弱めて手早く絡めます。
肉がフライパンにくっつくのを防ぐには?
油を温めてから肉を置き、最初の数分は触りすぎないことがポイントです。焼き色がつくと自然にはがれやすくなるので、無理に返さず少し待ってみてください。
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