お盆には、先祖を迎え、偲ぶために団子をお供えする地域があります。農林水産省も13日の「お迎え団子」と15日の「送り団子」を紹介しており、家で受け継いできた形があればそれを大切にするのがいちばんです。
供える数や並べ方、団子を供える日には地域や家庭で違いがあります。数を決めつけず、家族や菩提寺の習慣を確認しつつ、平日の夜にも作りやすい小さな丸団子にして、供えたあとは甘じょっぱいみたらしで食卓へどうぞ。農林水産省のお盆と精進料理の紹介、国立国会図書館レファレンス協同データベースの滋賀県の事例にも、地域ごとのお供えの違いが記録されています。
材料(2人分)
- 上新粉100g
- 熱湯85ml
- しょうゆ大さじ1
- 砂糖大さじ2
- 片栗粉小さじ1
- 水(たれ用)大さじ3
作り方
- ボウルに上新粉を入れ、熱湯を少しずつ注いで箸で混ぜます。手で触れられる温度になったら、粉っぽさがなくなるまで2分ほどこねます。
- 生地を10等分し、手に水をつけながら直径2cmほどの丸団子にします。ひびが入ったら、指先をぬらして表面をなでて整えます。
- 鍋にたっぷりの湯を沸かし、団子を入れて中火で5分ほどゆでます。浮いてからも2分ほどゆで、中心まで火を通します。
- 団子を網じゃくしで取り出し、冷水にさっと取って表面のぬめりを落とします。水気をよく切り、器に盛ります。
- 小鍋にしょうゆ、砂糖、片栗粉、水を入れて混ぜ、中火にかけます。絶えず混ぜ、とろみが付いて透き通ったら火を止めます。
- 温かいみたらしのたれを団子にかけます。お供えにする分は、清潔な別皿にたれをかけずに取り分けます。
おいしく作るコツ
熱湯は一度に入れず、耳たぶほどのやわらかさに
上新粉は水分の入り方でまとまり方が変わります。熱湯を少し残して加え、まとまらなければ小さじ1ずつ足すと、べたつかず丸めやすくなります。
小さく丸くそろえて、迎え団子らしい一皿に
同じ大きさに丸めるだけで、白く静かな行事らしさが出ます。平皿の中央に少し間をあけて丸く並べ、青もみじや笹の葉が手に入れば器の端に一枚添えると、専用の器がなくても季節感を足せます。
たれは弱めの甘じょっぱさで子どもにも
このたれはしょうゆを控え、砂糖のやさしい甘さを残した配合です。小さな子には、たれを全部かけずに半量から添えると、手や口まわりがべたつきにくく食べやすくなります。
アレンジ・作りおきのポイント
前日に用意するなら、みたらしのたれだけを作って清潔な保存容器に入れ、冷蔵保存します。当日は鍋か電子レンジで十分に温め直し、固くなったら水を少量加えて混ぜてください。
団子の生地は時間がたつと乾きやすく、成形したまま前日から冷蔵する方法は食感も衛生面もおすすめしません。団子は当日にゆでて食べきるのが基本で、残ったものは室温に置かず、早めに冷蔵して翌日中を目安に再加熱して食べます。
上新粉が見つからないときは、スーパーで買える白玉粉でも作れます。その場合は袋の表示を目安に水を加え、もちっとやわらかい仕上がりを楽しんでください。
よくある質問
お盆の迎え団子は何個供えればいいですか?
決まった数を全国共通の作法として考える必要はありません。地域資料には団子3個を供える例もあり、供え方には幅があります。家の習慣や菩提寺の案内があればそれを優先し、なければ無理のない数を清潔な器に盛りましょう。山梨県立図書館の民俗資料案内
お供えした団子は食べてもいいですか?
供えた場所の環境や家庭・寺院の考え方によります。食べる予定なら、食用分を別皿に取り分け、暑い場所に長く置かないようにするのが安心です。
団子が割れてしまうのはなぜですか?
生地の水分不足、またはこね不足が主な原因です。ひびが見えた段階で手をぬらして生地をなじませ、丸めるときも表面をなめらかに整えると割れにくくなります。
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