帰宅して時計を見ると、夕飯まであと少し。「野菜も食べてほしいけれど、手の込んだものは無理」――そんな平日の焦りに寄り添う、羽根なしの失敗しにくい焼き餃子です。肉だねは保存袋で混ぜ、フライパンで焼くだけ。加熱に使うのはフライパン一つなので、後片付けにも追われにくいですよ。
こんな食卓を思い浮かべてみてください。小5の長女は香ばしい焼き目を見て「これ、何個でもいけそう」と箸を伸ばし、小2の長男はパリッとした皮ににっこり。辛みのないやさしい味にしているので、大人は酢じょうゆやラー油で好みの味に仕上げられます。
材料(2人分)
- 豚ひき肉200g
- キャベツ120g
- ニラ1/3束(30g)
- 餃子の皮20枚
- しょうゆ小さじ2
- ごま油(肉だね用)小さじ1
- 鶏ガラスープの素小さじ1/2
- しょうが(チューブ)2cm
- 片栗粉小さじ1
- ごま油(焼き用)小さじ2
- 水80ml
- 酢じょうゆ・ラー油お好みで
作り方
- キャベツとニラはみじん切りにします。キャベツは繊維を断つように細かく切ると、短時間でも火が通りやすくなります。
- 厚手の保存袋に豚ひき肉、キャベツ、ニラ、しょうゆ、ごま油、鶏ガラスープの素、しょうが、片栗粉を入れ、袋の上から1分ほどよくもみます。
- 餃子の皮の中央に、袋の角を少し切って肉だねを絞り出します。皮の縁に水少々をつけ、半分に折ってひだを寄せながら閉じます。
- フライパンに焼き用のごま油を中火で熱し、餃子を並べます。底がうっすら色づくまで2分ほど焼きます。
- 水80mlをフライパンの縁から注ぎ、すぐにふたをします。中火で6分蒸し焼きにします。
- ふたを取り、中弱火で3〜4分、水分がなくなるまで焼きます。底がこんがりしたら、1個を割って中心部まで十分に火が通っていることを確認して盛りつけます。
おいしく作るコツ
キャベツは細かく刻んで、塩もみを省略
キャベツを細かく刻めば、塩もみして水気を絞る手間は不要です。肉だねに片栗粉を加えることで、野菜から出る水分をほどよく抱え込み、包みやすく仕上がります。
肉だねは保存袋でもんで、洗い物を減らす
ボウルの代わりに保存袋を使えば、肉だねを混ぜる道具も、スプーンで皮にのせる手間も減らせます。袋の角から少しずつ絞ると、20個に手早く均等に分けられます。
蒸し焼きのあとに水分を飛ばす
羽根用の粉水は使わず、水だけで蒸し焼きにするのが失敗しにくさのポイントです。最後にふたを外して水分を飛ばすと、皮の底が香ばしく、取り出すときも破れにくくなります。
作ってみた感想
このレシピで描きたいのは、忙しい平日の「餃子は面倒」という気持ちが少し軽くなる食卓です。小5の子には焼き目の香ばしさを、小2の子には食べやすい小ぶりの形を楽しんでもらえそうです。大人用だけラー油を添えれば、同じ一皿をそれぞれ好みの味で囲めます。
アレンジ・作りおきのポイント
ニラが苦手なら、同量の小ねぎや刻んだしいたけに替えても大丈夫です。子ども用はそのまま、辛い味が好きな大人用は食べる直前にラー油や黒こしょうを足してください。
焼いた餃子が残ったら、清潔な浅い容器に広げて早く冷まし、冷蔵で翌日までを目安に食べ切ります。翌日のお弁当には、朝にフライパンまたは電子レンジで中心部までしっかり再加熱し、十分に冷ましてから詰めましょう。厚生労働省は、加熱の目安を中心部75℃で1分間以上とし、残り物は浅い容器に小分けして保存するよう案内しています。厚生労働省「家庭でできる食中毒予防の6つのポイント」
よくある質問
餃子がフライパンにくっつくときは?
フライパンをしっかり温めてからごま油を入れ、餃子を並べてください。蒸し焼きの途中は動かさず、最後に水分が飛んでからフライ返しを差し込むと、底を崩しにくくなります。
生焼けが心配です。どこを確認すればよいですか?
一番厚みのある餃子を1個割り、肉だねの中心まで色が変わっているかを確認してください。より確実にするなら食品用温度計を使い、中心部が75℃で1分間以上になることを目安に十分加熱します。
包む時間をもっと短くできますか?
市販の大判の餃子の皮を使い、肉だねを少なめに絞って半月形に閉じるとスムーズです。ひだをきれいに作るより、皮の縁をしっかり押さえて閉じることを優先すれば大丈夫です。
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