から揚げが食べたい日も、自分だけ我慢する献立にはしたくないですよね。座り仕事の合間に夕飯を作るわが家では、子どもたちが喜ぶ「カリッ」を残しながら、大人も軽やかに食べられる一皿をよく考えます。
今回は鶏のから揚げを木綿豆腐に置き換え、たっぷりの油で揚げずに少量の油で焼くレシピです。しょうがとにんにくの下味、片栗粉の香ばしい衣で、豆腐でもごはんが進むから揚げ風に仕上げます。
材料(2人分)
- 木綿豆腐1丁(300g)
- しょうゆ大さじ1
- 酒大さじ1
- おろししょうが小さじ1
- おろしにんにく小さじ1/2
- 片栗粉大さじ4
- ごま油大さじ1
- レモン好みで
作り方
- 木綿豆腐はペーパータオルで包んで皿に置き、上から軽い重しをのせて10分水切りする。水切り中に調味料を用意する。
- 水切りした豆腐を1.5〜2cm角に手でちぎる。断面を不ぞろいにすると、衣がからみやすくなる。
- ボウルにしょうゆ、酒、おろししょうが、おろしにんにくを混ぜ、豆腐を加えてやさしくからめる。2分ほど置いて下味をなじませる。
- 豆腐の汁気をペーパータオルで軽く押さえ、片栗粉を全体にまぶす。粉をつけたらすぐに焼く。
- フライパンにごま油を中火で熱し、豆腐を重ならないように並べる。触らずに2分焼いて底面を固める。
- 豆腐を返しながら、全面を中火で6〜8分焼く。衣が乾いてこんがりし、カリッとしたら火を止める。
- 器に盛り、好みでレモンを添える。子ども用はそのまま、大人用はレモンを絞って香りを足す。
おいしく作るコツ
木綿豆腐を選び、水切りは省かない
この料理には、形が保ちやすい木綿豆腐が向いています。絹豆腐はなめらかさを楽しむ料理には便利ですが、焼くときに崩れやすく水分も出やすいため、から揚げ風には木綿豆腐を選びます。ペーパータオルで10分水切りして、表面の水気も押さえてから粉をまぶしてください。
ちぎって断面を増やし、カリッを育てる
包丁で整然と切るより、手で大きめにちぎるのがおすすめです。不ぞろいの角や断面に片栗粉がつき、噛んだときの香ばしい部分が増えます。ひと口をやや大きめにすると、自然とよく噛んで食べる一皿になります。
下味は香りで満足感をつくる
しょうがとにんにくは、豆腐の淡い味をから揚げらしい香りに近づける役目です。油は揚げ油の代わりにごま油を大さじ1だけ使い、焼き目の香ばしさを引き出します。焼き始めは動かさず、衣が固まってから返すのがコツです。
作ってみた感想
編集者メモ:これは「家族と同じ献立で、自分の分だけ別に我慢したくない」という日を想定したレシピです。食卓では、子どもにはレモンなしで出し、大人は仕上げのレモンで後味を変えられる設計にしています。豆腐のやわらかさと衣のカリッと感の対比が楽しめるので、副菜は千切りキャベツやきゅうりなど、さっぱりしたものが合わせやすいです。
アレンジ・作りおきのポイント
青のりを片栗粉に小さじ1ほど混ぜれば磯辺風に、黒こしょうを仕上げに振れば大人向けの香りになります。子ども用にはにんにくを省き、食べるときにケチャップを少量添えてもよく合います。
作りおきは当日中に食べるのを基本にし、残す場合は浅い容器に広げて湯気を早く逃がし、速やかに冷蔵してください。お弁当に使うときは、食べる前に中心まで十分に再加熱してから冷まし、保冷して早めに食べます。調理済み食品は早めに食べ切り、保存後は再加熱するよう案内している農林水産省の食品保存情報も確認してください。
翌日は衣のカリッと感がやわらぎやすいため、電子レンジだけで温めず、再加熱後にオーブントースターかフライパンで表面を焼くと食感が戻りやすくなります。においや見た目に違和感がある場合は食べず、無理に保存食として使わないでください。
よくある質問
絹豆腐でも作れますか?
作れますが、崩れやすく水分も出やすいため、このレシピのカリッとした仕上がりには木綿豆腐がおすすめです。絹豆腐を使うなら、より丁寧に水切りし、大きめに扱ってください。
片栗粉がべたついてしまいます。
豆腐の表面に水分や下味の汁が残っていることが主な原因です。下味をからめた後にペーパータオルで軽く押さえ、粉をつけたら置かずにすぐ焼き始めましょう。
お弁当に入れるときの注意は?
作りおきのおかずは十分に再加熱し、温かいまま詰めずに冷ましてから入れてください。農林水産省も、前日に調理したおかずは再加熱して冷ましてから詰め、冷蔵・保冷して早めに食べるよう案内しています。お弁当づくりの食中毒予防(農林水産省)


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